第131回勉強会「澁澤龍彦の生きた時代」

【日時】3月26日(日)午前10:00~
【場所】ウェブ会議
【内容】
サド裁判の被告人。西洋異端芸術の紹介者。博物学的エッセイスト。
澁澤龍彦(1928-1987)に冠せられる異名は数多くありますが、
「私は自分の同世代者のなかに、
このようにすぐれた文学者を持ち得た幸福を一瞬も忘れたことはなかった。
その作品を処女作から絶筆にいたるまで、
すべて発表の時点で読んでいるという作家は、
私にとって、三島氏を措いて他にいない」(「三島由紀夫氏を悼む」)
というように、三島の友人にして、その文業に影の如く寄り添っていた人物でもあります。
本発表では澁澤の生涯と作品を追いながら、戦後文芸の一風景を眺望します。